おはこんばんちは、chan14です。
Macユーザーが無料で使えるワープロソフト「Pages(ページズ)」
昨年までは出来なかった差し込み印刷が2022年6月に更新されたバージョン12.1から出来るようになりました。
昨年末あたりは「Pages 差し込み印刷」などの検索ワードで当ブログに訪れる方が多かったので、年賀状の印刷方法を調べてる方が多かったのだと推測します。
ということで今回は年賀状の印刷を例に差し込み印刷のやり方を紹介します。
基本的な使い方に関してはこちらの記事でご紹介しています。
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Macユーザーが無料で使えるPagesの使い方!Wordは不要!?
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目次
事前準備 Numbersで宛名リストの作成
まずはNumbersを使って年賀状の宛先リストを作ります。
Macの連絡先もそのまま使えますが、住所まで登録されている方は少ないですよね?
また、1枚の年賀状に宛名を複数入れたい場合(例えば夫婦2人の名前)なんかは別でリストを用意した方がスムーズです。
こんな感じのリストを用意します。
注意点は下の名前の最後に「様」をつけておくこと、郵便番号は「-」無しとすることの2点です。
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Macユーザーが無料で使えるNumbersの使い方!Excelは不要!?
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Pagesを立ち上げて用紙サイズなどの基本設定
差し込み印刷を行う前に用紙サイズをしっかり設定しましょう。
まずはPagesを立ち上げたら「新規」▶︎テンプレートを選択して「作成」をクリックします。
Pagesが立ち上がったら「ファイル」▶︎「ページ設定」を選択します。
すると次のようなウインドウが表示されます。
用紙サイズのプルダウンをクリックして「カスタムサイズを管理」を選択します。
左下の「+」をクリックしてカスタム用紙サイズを追加します。
カスタムサイズ名を「年賀状(任意の名称)」に変更します。
幅100mm、高さ148mm、余白各5mmに設定したらOKをクリック。
用紙サイズが先ほど登録した名称とサイズになっていることを確認したらOKをクリック。
これで用紙サイズの準備はできました。
次に差し込み印刷の設定に進みますが「書類」タブにある「書類本文」のチェックは外しておきましょう。
(ヘッダとフッタも外してもOKです)
そうした方がテキストボックスの配置がしやすくなります。
Pagesの差し込み印刷設定
いよいよ差し込み印刷の設定となります。
まずは名字からやっていきましょう。
画面中央上の「テキスト」をクリックするとテキストボックスが追加されます。
画面右上の「フォーマット」▶︎「テキスト」から縦書きテキストに☑︎チェックを入れます。
テキストボックス内で入力出来る状態で右上の書類を選択すると1番下に「差し込み印刷のボタン」がクリックできます。
「差し込みフィールドを追加」▶︎「スプレッドシートから追加」を選択。
最初に用意したNumbersのリストを選択して「開く」
テキストボックスに入れたい差し込みフィールド(ここでは姓)を選択して「フィールドとして追加」をクリック。
差し込みフィールドが追加されました。
位置とフォントサイズを調整します。
テキストボックスを複製して、差し込みフィールドを変更していきます。
完成形はこんな形になります。
「ファイル」▶︎「差し込み印刷…」をクリックするとウインドウが開くので「差し込む」をクリック。
すると新しいタブで新しいファイルが開きます。
宛先分(今回だと3件)のページとなって表示されますので、あとは印刷をするだけとなります。
まとめ
今までMacの標準機能だけでは出来なかった差し込み印刷が出来るようになりました。
あまり使う機会はないかもしれませんが、痒いところに手が届くといった感じでWordが必要だな〜と感じたり、他のソフト探してみたりといった手間がなくなるのはありがたいですね。