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【Blender3.0】使い方入門!基本の「ん」超基本の操作方法

おはこんばんちは、chan14です。
Blender使い方入門の第3弾ということで超基本的な操作方法について解説します。
この使い方入門は3回に分けて記事公開をしています。

  1. 基本の「き」:画面構成と制作の3DCG流れ
  2. 基本の「ほ」:Blenderの基本的な画面操作
  3. 基本の「ん」:超基本的な操作方法(当記事)

この3つの記事を読んで頂ければBlenderについて最低限のことは理解出来るようになっています。

動画でも同じ内容を解説しています。
机のモデリング、マテリアル設定、書き出しまでが出来るようになります。

まだBlenderをインストールしていない方はこちらインストール、日本語化の手順を紹介しています。

目次

オブジェクトモードと編集(エディット)モードについて

Blenderを操作する上で超基本となるのが「オブジェクトモード」と「編集(エディット)モード」の2つです。
Blenderでは、この2つのモードを行き来して、絵作りを進めていきます。
他のモードもありますが、それは追々覚えた方がいいでしょう。

オブジェクトモードとは

オブジェクトモードは、オブジェクト、カメラ、ライトなどの追加、配置などをするモードです。
Blenderを立ち上げた際はこのモードからスタートします。

今、どのモードになっているかは画面左上で分かるようになっています。

編集(エディット)モードとは

何かしらのオブジェクトを選択した状態で、左上のプルダウンから編集モードを選択、またはtabキーで編集モードに切り替えられます。

編集モードは選択したオブジェクトの頂点、辺、面の追加、移動、回転などの編集を行い形状を変化させるモードです。

編集モードでは、頂点、辺、面のどれを選択するかをモード切り替えながら編集を行なっていきます。
選択モードはキーボード(テンキーではない)で切り替えが可能で、1が頂点、2が辺、3が面となっています。
上の写真では頂点選択で、全ての頂点が選択された状態です。

Blenderの超基本操作その1:選択・選択解除

オブジェクトや編集モードでの頂点などの選択は左クリック、範囲ドラッグ選択が可能です。
何もないところで左クリックをすると選択解除されます。

範囲ドラッグでは、囲まれた範囲内にあるものが全て選択されます。
また、複数選択したい場合は「Shift」を押しながら、左クリックで選択物を追加出来ます。

Blenderの超基本操作その2:削除

普通、削除の説明って後半じゃない?と思った方もいることでしょう。
しかし、Blenderでは起動した瞬間から立方体、カメラ、ライトが配置されています。
これらがいらないって削除しようとしてもBlenderは「Delete」では削除出来ないんですよ・・・
選択したものの削除は「X」キーです。

Xキーをクリックすると、本当に削除するか確認のウインドウが表示されるので削除にカーソルを合わせてクリックすることで削除されます。

Blenderの超基本操作その3:移動

移動の方法は大きく分けて3つあります。
よく使う(チュートリアル動画などでよく使われている)順番に紹介します。

移動の方法その1:Gキー

まず1つめはGキーで移動させる方法です。

オブジェクトを選択して、Gキーをクリックすることでマウス操作に合わせて選択物が移動します。
このままですと、X軸、Y軸、Z軸関係なく移動します。
移動する軸の方向を指定したい場合は「G」▶︎移動させたい軸(X,Y,Zのいずれか)をクリックすることで、指定出来ます。

こちらの画像は「G」▶︎「Z」で上下方向のみを指定した状態です。
マウスをどのように動かしても上下にしか動きません。
また、軸方向を指定した後に数字を入力することで、移動距離を指定できます。

こちらの画像は「G」▶︎「Z」▶︎「5」と入力して、上に5m移動させると指定した状態です。
enterキーを押すことで確定されます。
また「Shift+軸方向(X,Y,Zのいずれか)」で移動させない軸を指定することも可能です。

こちらは「G」▶︎「Shift+Z」と入力してマウスを上下に動かしていますが、オブジェクトは上下ではなく、奥行き方向の前後に移動をしています。
これらの操作はX軸、Y軸共通です。

移動の方法その2:トランスフォームパネル

2つめの方法はトランスフォームパネルで、値を入力する方法です。

「N」キーをクリックすると画面右にトランスフォームパネルが表示されます。
そこに値を入力することで移動をさせることができます。

トランスフォームの位置の値の上で左クリックを押したまま、マウスを左右に動かす事でも、値が変更され、それに合わせて移動します。
複数の値を揃えたい場合は、値の上でドラッグすると複数まとめて入力することが可能です。

移動の方法その3:移動ツール

3つめは移動ツールを使用する方法です。

左のツールの中にある十字の矢印マークが移動ツールです。
これをクリックすると、選択したオブジェクトに3方向(赤:X、緑:Y、青:Z)の矢印が表示されます。

各々の矢印の上で左クリックを押したまま、マウスを動かす事で対応した軸(赤ならX軸方向)に移動をさせることが出来ます。
中央の白い丸は自由の動かせます。(Gキーの移動と同じ)

Blenderの超基本操作その4:回転

続いての基本操作は回転です。
回転も移動と同じく3つの方法があります。

回転の方法その1:Rキー

1つめはRキーで回転させる方法です。

オブジェクトを選択した状態でRキーをクリックすることで回転させることが出来ます。
視点の状態によって回転の仕方が変わります。
移動と同様に「R」▶︎「X、Y、Z」のいずれかで回転軸を指定、「R」▶︎「Shift+X、Y、Z」で回転させない軸を指定できます。

回転の方法その2:トランスフォームパネル

移動と同じく、トランスフォームパネルの回転の値を直接入力することで回転させる方法です。

こちらも直接入力の他、左クリックのままマウスを動かす事で値の変更、複数の値をまとめて入力が可能です。

回転の方法その3:回転ツール

最後は回転ツールを使用する方法です。

先ほどの移動ツールの一つ下にあるのが回転ツールです。
こちらもクリックするとオブジェクトに半円の線(赤:X、緑:Y、青:Z)が表示されます。

各々の線の上で左クリックを押したままマウスを動かすと回転します。
外の白い円は視点に合わせた回転をします。(Rキーと同じ)

Blenderの超基本操作その5:拡大・縮小

感のいい方はお気づきかもしれませんが、拡大・縮小も移動、回転と同じく3つの方法です。

拡大・縮小の方法その1:Sキー

1つめはSキーでの拡大・縮小させる方法です。

オブジェクトを選択した状態でSキーで拡大・縮小が可能です。
こちらもX、Y、Zの拡大・縮小させる軸の指定、Shiftと同時押しで拡大・縮小させない軸の指定が可能です。

拡大・縮小の方法その2:トランスフォームパネル

2つめはトランスフォームパネルです。

トランスフォームのスケールの値を変更することで大きさの変更が可能です。
移動、回転と特徴は同じです。

拡大・縮小の方法その3:スケールツール

3つめはスケールツールの使用する方法です。

回転ツールの下がスケールツールです。

各々の線の上で左クリックを押したままマウスを動かすと拡大・縮小します。
外の白い円は同じ比率のまま拡大・縮小されます。(Sキーと同じ)

Blenderの超基本操作おまけ

移動、回転、拡大・縮小の方法を紹介しましたが、3つを操作出来るツールがあります。
それがトランスフォームツールです。

スケールツールの下のトランスフォームツールでは、移動、回転、スケールの全てが表示され、全ての操作が可能です。
一見便利な気もしますが、個人的には結構使いにくいです。
そもそもチュートリアル動画などを見ていてもツールはあまり使用されていません。
正直、G:移動、R:回転、S:スケールで覚えておけば問題ないでしょう。

まとめ

これらがBlenderの超基本操作となります。
写真、GIFではオブジェクトモードとなっていますが、編集モードでも操作は同じです。
ここまでの操作で変形までは出来るようになりました。
【Blender3.0】モデリング(編集モード)の基本操作!で編集モードの操作について解説しています。

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